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一般社団法人日本遺伝子食育推進協会

大阪市中央区道修町3丁目
3−8−703

予防、病気、健康

21世紀は、病気になってから治療する「治療医学」から、病気にならないからだをつくる「予防医療」が中心になっています。
健康意識調査によると、年齢を重ねるごとに健康状態に問題がある結果になっており、「あまりよくない 及び よくない」の割合が60歳以上の男性の68.1%、女性の70.5%というデータがあります(参照データ:厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査の概況」)。

食の大切さ

「健康」は、生まれる前の環境も含め、生まれてから高齢になるまでの一生を幸せに過ごすための基礎であり、それは自分だけでなく家族や社会にとっても大切なことです。毎日欠かせない食、からだをつくるための食が、「健康」を維持するために重要であることは周知の事実です。その中でも私たちが特に伝えたいことは、単なる食がからだをつくるわけではなく、自分のからだに合った「正しい食」こそが「健康」につながるということです。

食育

「正しい食」と「健康」を知る社会へ。
近年ライフスタイルの多様化などによる生活の変化が著しく、生活習慣にも影響を与えています。それが生活習慣病、こころやからだの不調などへつながりやすくなっているため、食育の重要性が増しています。2005年には食育基本法が成立するなど、国を挙げて食育に取り組み始めました。
食育と聞くと子供に対しての教育というイメージが強いかもしれませんが、人々全てに必要な学びです。なるべく早いタイミングで食育に触れることが理想ですが、年齢に関係なく、気付いた時、意識した時から健康なからだづくりを始められる場を提供していきたいと、私たちは考えています。
子供世代の問題、多様化したライフスタイルへの対応、健康寿命を延ばす・・・など、様々な課題に対して食育活動をおこなっていくための協会を立ち上げました。
特に女性は成長期以降も出産、育児、更年期などライフステージの変化が多く、食育は自分のためだけでなく各ステージでかかわる周囲の人々のためにも重要な知識となります。
また「正しい食」を通じて、「健康」だけでなく、美容やこころとからだの“彩り”にも貢献していきたいと考えています。

管理栄養士の活躍

「正しい食」を語る上で、管理栄養士・栄養士の存在は非常に重要です。特に管理栄養士資格は国家資格であり、生きるために必要な「正しい食」について専門的で高度な多くの知識を持っている集団です。管理栄養士免許は毎年約1万件、栄養士免許は毎年約2万件が交付されており、累計交付数は平成27年時点で管理栄養士約20万件、栄養士約104万件となっています。私たちは全ての人々の「健康」のために、管理栄養士の持つ知識を更に重要視し、活用していくことが不可欠であると考えます。いつでも管理栄養士の知識に触れられるような社会構造へ変えていくことを、私たちは目指しています。

女性活躍推進

管理栄養士・栄養士は女性の割合が非常に高い資格です。
女性の活躍を推進する観点からも、私たちは管理栄養士・栄養士が知識を活用して食育を広めていく環境づくりに貢献します。
また、一般的には女性は人生を通じて食に携わる機会が多く、ライフステージによってその内容も変化します。主婦や様々な形で食に携わる女性が、食育を学び活用できるような新たな食育産業にも貢献してまいります。
女性たちが美しく輝くことができる活躍の場が増えていくことが、私たちの願いです。

遺伝子栄養の活用

遺伝学を利用した治療法などが日々研究されています。「人間は生まれ持った遺伝子要因30%、生まれてからの環境要因70%でできている」といわれており、遺伝的要因と生活習慣的要因を併せ持っています。私たちは、遺伝子(潜在的リスク)と栄養学(顕在的リスク)をもとにした遺伝子栄養学を取り入れながら、「正しい食」と「健康」に関する知識や情報を通じて生活習慣病の予防など自分に最適なイートスタイルを実践し、健全なこころとからだをつくり上げることを目指していきます。常に情報を更新しながら、日本社会における病気の増加や医療費の増大などの社会問題の解決にも貢献していきたいと考えています。

私たちはこれらの多角的な視点を持って活動し、社会に貢献してまいります。